【2018年】商品仕入でメーカーや卸業者に海外送金をする方法

euro+notes

輸入ビジネスをやっていると、当たり前ですが「商品代金の支払い」というものがあります。

もちろんeBayやAmazonからの転売であれば、クレジットカード・Paypalが使用可能ですが、卸仕入れの場合は「Wire Transfer(銀行送金)で送金してくれ。」と言われることも多いです。(BankTransferやT.Tと言われることもありますが同じ意味です。)

初めて言われると、「なんとかPaypal支払いできませんか?」と返してしまったりするんですが(経験者)、やってみると日本での銀行振込感覚でいけるくらい簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。

なので、今日はそんな場合に使える海外送金について解説します。

実際に使用している海外送金方法

TransferWise(トランスファーワイズ)

Transferwise_top

私が知っている限り、最安・最速の海外送金です。

日本円→ドルを送りたい人とドル→日本円を送りたいたい人をマッチングして、実際には日本国内とアメリカ国内で送金しているという仕組みです。

実際の操作もとても簡単で、アプリ(アンドロイド、iOS)でも使えます。
具体的な操作は後日記載しますが、海外送金に関してやることは、

  1. TransferWiseの中で、送金手続きをする(5~10分程度)
  2. 三菱UFJ銀行に振込する

のたった2ステップで送金できます。

[メリット]
なんといっても安くて・早いことです。
実際のお金の動きは国内送金のみなので、こちらの日中に手続きと銀行振込を済ませれば早ければ同じ日のうちに向こうに着金していることも。

[デメリット]

  • 1回の送金金額が100万円($10000かな?)まで。
  • あとたまに先方の銀行口座によっては送金できないことも。
    →この場合は楽天送金を使ってます。
  • 銀行送金なので、持ち逃げされる可能性も。
  • まだ法人で使用できない→法人の人は代表個人で支払って経理で調整する必要がある。
  • Transferwise法人口座
    *なんか2018年6月現在法人口座準備中と出てました!

  • 対応している国が限られている。

*2018年6月現在のTransferWiseに対応している国
ヨーロッパ

  1. スウェーデン
  2. ニュージーランド
  3. イギリス(英国)
  4. デンマーク
  5. ノルウェー
  6. ハンガリー
  7. チェコ
  8. ルーマニア
  9. ブルガリア
  10. ポーランド
  11. クロアチア
  12. スイス及びリヒテンシュタイン
  13. ロシア
  14. トルコ
  15. ウクライナ
  16. ジョージア

南北アメリカ

  1. アメリカ合衆国(米国)
  2. カナダ
  3. メキシコ
  4. コロンビア
  5. チリ
  6. ブラジル

アジア

  1. 日本
  2. 中国
  3. 香港
  4. 韓国
  5. タイ
  6. マレーシア
  7. インドネシア
  8. フィリピン
  9. シンガポール
  10. ベトナム
  11. パキスタン
  12. ネパール
  13. バングラデシュ
  14. インド
  15. スリランカ

アフリカ・中東・オセアニア

  1. オーストラリア
  2. アラブ首長国連邦
  3. モロッコ
  4. 南アフリカ

楽天銀行の海外送金

rakuten_logo

銀行の海外送金の中では最安。
ネットで簡単に手続きできて、100万円以上の金額も送金できる。

楽天の銀行口座内で完結できるので、意外と楽。
着金には数日(2-5日)かかるイメージ。

[メリット]

レートが安い。(TransferWise+2000円/回)
TransferWiseで送れない口座や国でも送れる。

[デメリット]

TransferWiseに比べると着金が遅い。

Paypal

Paypal_logo
みんな大好きPaypalさんです。

クレジットカードで決済できるので、資金繰りに有効。
さらにPaypalの買い手保証もあるので、持ち逃げされにくいですね。

どうしても銀行送金は持ち逃げされるリスクがあるので、Paypal手数料を払ってでもPaypal決済を選ぶ場合もあります。

よくあるのが、

  1. サンプル購入→Paypalで
  2. 本取引からは銀行送金で

というパターンです。

ただ、うっかり為替レートを「Paypalの為替レートを適用する」にしてしまうと、死ぬほど高いレートが適用されてしまうので、日本円で表示されていたらドルやユーロなど先方の通貨で決済するようにしましょう。

[メリット]
クレジットカードが使える。
即時決済。即時着金。
引き落としを先延ばしできるので、短期の融資を受けるのと同じ効果がある。

[デメリット]
手数料がかかるので割高になる。

レート手数料・着金日数の比較

5000ドルをアメリカに送金する場合を試算してみました。

今日のレート
為替レート

レート(円/ドル) 送金手数料 振込金額 着金時間 備考
TransferWise 109.89 3121 552390 当日~2営業日くらい
*日本での入金確認後
三菱UFJ銀行への振込手数料が別途必要
楽天海外送金 111.54 2000 559700 2~5営業日くらい
Paypal 113.59 0 567945 即時 クレジットカードの為替レートによる(計算では3.4%にしました)

TransferWise
レート 109.89(円/ドル)
送金手数料 3121円
振込金額 552390円
着金時間 当日~2営業日くらい。*日本での入金確認後
備考 三菱UFJ銀行への振込手数料が別途必要
楽天海外送金
レート 111.54(円/ドル)
送金手数料 2000円
振込金額 559700円
着金時間 2~5営業日くらい
備考
Paypal
レート 113.59(円/ドル)
送金手数料 0円
振込金額 567945円
着金時間 即時
備考 クレジットカードの為替レートによる(計算では3.4%にしました)

トランスファーワイズの実際の画像↓
Transferwise_test5000

楽天海外送金の実際の画像↓
Rakuten_test5000

価格だけ比較すると、
TransferWise < 楽天海外送金 < Paypal
となりました。

Paypalの為替手数料は持っているクレジットカードによって変わるので、自分のカードで調べてみてください(*・ω・)ノ
クレジットカードの為替レートによっては実はPaypalが最安ってこともあるのかも?

どれで送金したらいいのか?

基本的には、初回取引・サンプル購入はPaypalで。
本取引はTransferWiseで送金してます。

で、TransferWiseで送金できない場合に楽天海外送金を使う。
という感じで使い分けています。

仮想通貨がもっと発達したら、海外送金で悩まなくてよくなるんですかね〜。